マットレスのおすすめ人気ランキング10選|プロが選び方を解説しながら徹底比較

1日の約1/3の時間を費やす睡眠。
心身の健康や仕事などへの影響力を考えて、睡眠の質にこだわる人が近年増加してきています。

今回は睡眠の質をもっとも左右するマットレスについて、種類や選び方の解説とおすすめのマットレスを紹介します。

【結論】大事なのは体圧分散力とコスパ！迷うならNELLマットレスがおすすめ

マットレス選びで大事なのは体圧分散力の高さとスペックに合った料金になっているかどうか。
体圧分散力は基本的にポケットコイルの使用により高くなります。

通気性や耐久性については定期的なメンテナンスで対応するのが◎
この記事の後半でマットレスのメンテナンス方法を解説しているので参考にしてください。

NELLマットレスは1,173個のポケットコイルによって超高級マットレス並みの体圧分散力を実現。
価格自体は決して安い商品ではありませんが、他社商品と構造や使用素材を比較すると非常にハイコスパと言えます。

保証期間である10年間使用すると仮定すると1日あたり17.5円※となり、睡眠の質を大切にしたいなら買って損はないでしょう。
※シングルサイズ63,750円を10年間使用した場合

120日間のフリートライアル期間もあるため、万が一身体に合わなければ無料で返品も可能です。

マットレスの選び方

ここではマットレスの種類と選び方について詳しく解説します。

マットレスの種類を知ろう

マットレスは大きく分けて「コイルマットレス」と「ノンコイルマットレス」の2種類に分かれます。
さらにコイルマットレスはポケットコイルとボンネルコイル、ノンコイルマットレスは高反発ウレタン・低反発ウレタン・ファイバー・天然ラテックス・合成ラテックスに分けることができます。

各種類によってそれぞれメリットデメリットが全く異なります。
最近は複数の種類を組み合わせた構造になっているものも増えてきているため、それぞれの特徴を把握して自分に合ったマットレスを選ぶ基準を見つけてください。

ボンネルコイルマットレスの特徴

ボンネルコイルマットレスは中のコイルが全て繋がっている構造になっていて、体を「面で支える」マットレスです。
面で支える構造は硬めの寝心地になりやすく、「とにかく硬めが良い！」という人には人気があります。

コイルによる反発力が非常に高く、寝がりが打ちやすいのが一番のメリット。
また、構造上コイルへの負荷もかかりづらく、本体の耐久性が高いのもポイントです。

一方で、各部位で沈み具合に違いが出づらく、体圧分散力は低くなります。
お尻が浮いて腰が反ってしまう場合なども多いので注意が必要です。

ポケットコイルマットレスの特徴

ポケットコイルはボンネルコイルとは違い、それぞれ独立したコイルが体を「点で支える」マットレスです。
点で支える構造は非常に体圧分散力に優れ、重量がかかりやすいお尻や肩と、浮きやすい腰などにそれぞれフィットするように変形します。

価格は比較的高価になりますが、体圧分散力はもっとも優れているため、体への負担軽減を重要視する人は特におすすめです。

ボンネルコイルとポケットコイルの違いについては別記事で細かく解説しているので、詳しく知りたい方はぜひ合わせて確認してください。

高反発ウレタンマットレスの特徴

ウレタンマットレスは、体重によってウレタンフォームが凹むことで体にフィットする仕組みです。

押し返す力を示す『反発弾性率』が15〜50％のものを高反発ウレタンマットレスと呼びます。

体重を押し返す力が強い高反発ウレタンマットレスは、低価格で購入できる割に寝返りのしやすさや体圧分散力が高く、バランスが良いマットレスと言えます。

一方で、密度が高いウレタンフォームは通気性が悪くなりやすく、湿気やカビ対策は必須となります。

低反発ウレタンマットレスの特徴

ウレタンマットレスの中で反発弾性率が15％以下のものを低反発ウレタンマットレスと呼びます。

低反発ウレタンは反発力が低い分、体へのフィット感が高く、寝心地の気持ち良さや体圧分散力は高くなります。

一方で、通気性の悪さ・寝返りのしづらさに加えて、へたりやすさもあるため、デメリットも多いマットレスと言えるでしょう。

ファイバーマットレスの特徴

ファイバーとは樹脂を硬めて繊維状にしたものです。

ファイバーマットレスは空洞部分が非常に多く、通気性が高いのが特徴。
また、硬めで反発性も高く、寝返りのサポート力も高いと言えます。

ファイバーのデメリットとして、熱に弱いという特徴があります。
そのため、電気毛布や湯たんぽなどの使用ができない場合があるので注意が必要です。

天然ラテックスマットレスの特徴

ラテックスは、ゴムの木の樹液を原材料にして作られるマットレスです。
天然ラテックスの含有量が80％以上使用されているマットレスを天然ラテックスマットレスと呼びます。

天然ラテックスのマットレスはゴムの反発力を活かした寝心地となり、ソフトなのに適度な反発力が特徴です。
また、ダニやホコリが発生しづらく、ヘタリに対しても強いため、衛生面や耐久面も優れていると言えます。

ただし、天然ラテックスは通気性が悪い点やゴムの独特のニオイを感じることがデメリットとして挙げられます。

合成ラテックスマットレスの特徴

天然ラテックスの含有量が80％未満のものは合成ラテックスマットレスに分類されます。

合成ラテックスは天然ラテックスと比較して非常に安価で購入することが可能です。
ただし、ダニやホコリの抑制力はなく、通気性も天然ラテックス以上に悪くなります。

マットレスのサイズを確認しよう

マットレスの一般的なサイズは、シングルが98cmm・セミダブルが120cm・ダブルが140cm・クイーンが160〜170cm・キングが180cmです。
寝返りの窮屈さは睡眠の質に関わるため、部屋のスペースに余裕があるなら想定のワンサイズ上で購入するのがおすすめです。

マットレスの厚さを確認しよう

マットレスの厚さとベッドフレームの高さの組み合わせてによっては、ベッドの床高は数10cm単位で変わってきます。

床から30cm以下はハウスダストゾーンと呼ばれ、ホコリが滞留している空間となっています。
そのため、最低でも30cm以上の床高になるようにフレームとマットレスを組み合わせましょう

一方で、60cmを超えているとテーブルと同じくらいの高さとなり、部屋の圧迫感が大きくなります。
自宅の状況に合わせて、適切な高さになるようにマットレスを選びましょう。

保証期間やアフターサービスも確認しよう

マットレスは保証期間や無料返品期間が設定されているものを選ぶのがおすすめです。

新しいマットレスに身体が慣れるまでに最長で1ヶ月程度かかると言われています。
そのため、1ヶ月以上の無料返品期間が設けれているショップがおすすめ。

また、通常使用していた場合の変形などの不良は保証期間内であれば数年後でも対応してくれるところが多いです。（ウレタンのヘタリは経年劣化扱いとして保証対象外となるところが多いので要注意）
マットレスは高い買い物になるため、こういった保証サービスもしっかりと確認しておきましょう。

マットレスのおすすめランキング10選

商品/比較項目	総合評価 （50点満点）	マットレスタイプ	価格 （シングル）	送料	厚さ	無料返品期間	保証期間	おすすめポイント
NELL	42点	ポケットコイル （コイル数：1,173個）	¥63,750	無料 ※一部地域除く	21cm	120日間	10年間	圧倒的なコイル数で体圧分散力が高い。 10万回の耐久テストもクリアで腰掛けソファ使いも◎
エムリリー ハイブリッドマットレス	41点	ポケットコイル (コイル数：非公開)	¥66,730	無料 ※一部地域除く	24cm	無し	10年間	低反発と高反発のいいとこ取りの優反発ウレタン使用。 体圧分散力とフィット感のバランスが良い◎
ニトリ NスリープL2	40点	ポケットコイル (コイル数：974個)	¥10,4900	2,200円〜	33cm	14日間以内 ※要送料	30年間	ポケットコイルとファイバーの組み合わせで反発力・通気性が◎ トッパーの裏表を変えて硬め・柔らかめを自由に変更可能。
LIMNE	39点	低反発ウレタン 高反発ウレタン	¥79,900	無料 ※一部地域除く	22cm	120日間	10年間	独自素材によってマシュマロのような気持ちいい触感が◎ ウレタンのヘタリに対しても保証有。 ※適正使用でヘタリ3cm以上の場合
エマスリープ ハイブリッドV2	38点	ポケットコイル (コイル数：非公開)	¥59,850	無料 ※一部地域除く	25cm	100日間	10年間	7つのゾーニング分けで各部位の体圧を適切に分散。 マットレス内に通気砲があり通気性も◎
コアラマットレス オリジナル	37点	低反発ウレタン 高反発ウレタン	¥69,900	無料 ※沖縄県は有料	21cm	120日間	10年間	トッパーの衝撃吸収力が高く、パートナーの寝返り対策に◎
モダンデコ 超極厚ポケットコイル	33点	ポケットコイル (コイル数：558個)	¥26,990	無料 ※一部地域除く	25cm	無し	3年間	3層のクッション層で底つき感のない寝心地が◎
LOWYA ポケットコイル	32点	ポケットコイル (コイル数：528個)	¥14,490	無料 ※一部地域除く	18.4cm	無し	1年間	価格に対してコイル数が十分に使用されおりコスパ◎
エムリリー 優反発マットレス	31点	低反発ウレタン 高反発ウレタン	¥26,980	無料 ※一部地域除く	11cm	無し	3年間	低反発と高反発のいいとこ取りの優反発ウレタン使用◎
ブレインスリープ	30点	ファイバー	¥88,000	無料	頭部5cm 脚部9cm	無し	1年間	シャワーで水洗いが可能◎ 足が高い位置になる構造で血流促進効果有。

【腰痛対策にもおすすめ】NELLマットレス

NELLマットレスは1,173個※のポケットコイルが使用されており、体圧分散力に優れたマットレスと言えます。
※シングルサイズでの使用数

体重がかかりやすい腰と背中は反発力が高いコイルが使用されており、フィット感や寝返りのサポート力が高くなるような設計になっています。

また、10万回の耐久テストもクリア済み。
マットレスとして長期的に使用できるのはもちろん、腰掛けソファとして使用しても問題ないためワンルームなどでの使用でもおすすめです。

【寝心地の良いウレタン】エムリリー ハイブリッドマットレス

エムリリーのハイブリッドマットレスは4層構造のポケットコイルマットレスで、体へのフィット感と反発力のバランスが非常に良いマットレスです。

高反発と低反発の良いところ取りをしたような寝心地になる優反発ウレタンと波型ウレタンによって、気持ちの良いソフトな寝心地にしつつ、ポケットコイルと高反発ウレタンでしっかり支える構造になっています。

使用されているコイルの数は公開されていませんが、20万円超えの高級マットレスで使われるような構造となっているため、6万円台で購入できるのは非常にコスパが良いと言えます。

【裏返して寝心地を変えれる】ニトリ NスリープL2

ニトリのNスリープ L2は高反発ウレタン/ファイバー/ポケットコイルの3層構造になっているマットレスです。
交互配列と呼ばれるコイル同士の隙間が少ない配列で974個のポケットコイルが組まれているため、体圧分散力は抜群です。

トップのウレタンでしっかりソフトな寝心地を出しつつ、ファイバーで反発力や通気性を確保する構造となっており寝心地は抜群。
さらにトッパーは表裏を入れ替えると硬めと柔らかめを変更することも可能です。

価格は高いものの、寝心地や体圧分散力については非常に優秀なため、予算を高めに設定できる人にはかなりおすすめです。

【ふわふわの新感覚マットレス】LIMNE(リムネ)

LIMNEのマットレスは、トップは低反発のウレタン・2層目と3層目は高反発のウレタンが組み合わされたマットレスで、マシュマロのようなふわふわで気持いい寝心地が特徴です。

トップの低反発ウレタンで柔らくて気持ち良い触感を出しつつ、2層目と3層目でしっかりと体を支える構造となっているため、硬すぎず・柔らかすぎずのバランスが非常に良いマットレスと言えます。

LIMNEは耐久性に関しても優秀です。
8万回の耐久試験が実施されており、ヘタリも含めて10年間の品質保証※がついているため、安心して長く使用できるでしょう。
※適正使用でヘタリcm以上の場合

また、ボトム部分に関してはメッシュ素材を採用。
これによりウレタンマットレスの弱点である通気性についても対策されています。

【硬めの寝心地で寝返りしやすい】エマ・スリープ ハイブリッドV2

エマ・スリープV2は、体の関節や骨格に合わせてマットレスを7つのゾーニングに分けて構成されているマットレスです。
体の各部位に合わせてコイルが適切にサポートしてくれるため、体圧分散力は高いと言えます。

また、マットレス内部の空気循環が保たれる構造になっており、熱のこもりや湿気を逃してくれます。

寝心地はやや硬めになっているため、しっかりと支えてくれるような寝心地が好きな人には特におすすめです。

【衝撃吸収力が高い】コアラマットレス

コアラマットレスは低反発と高反発が組み合わせられたウレタンマットレスです。

特徴的なのはトップ部分の吸収力。
体の重みを吸収してくれるのはもちろん、寝返り時の振動も軽減されます。

また、ウレタンフォームは抗菌加工がされており、ダニなどを抑制してくれる効果もあります。
さらにウレタン内部には無数の気泡を開けることで湿気を逃す構造になっているため、通気性も問題ないでしょう。

コアラマットレスは構造や機能を見ても、非常にコスパが高いマットレスと言えます。

常に優秀なため、予算を高めに設定できる人にはかなりおすすめです。

【底つき感のない寝心地】モダンデコ 超極厚ポケットコイルマットレス

モダンデコの超極厚ポケットコイルマットレスは、コイルの上に敷かれている詰め物に関してコスパが良いと言えます。

クッション性を高める樹脂綿とウレタンが合計3層も積まれており、底つき感のない寝心地となっています。

加えて使用されているコイルの数も申し分なく、3万円以下のマットレスとしてはコスパが高いと言えるでしょう。

【安さを求めるなら】LOWYA ポケットコイルマットレス

LOWYAのポケットコイルマットレスは528個のコイルが使用されており、1万円台で購入できるマットレスとしては非常に優秀です。

中身の詰め物は最低限の種類とボリュームになっていますが、そこまで高品質な寝心地を求めないのであれば十分です。

尚、このマットレスは12,990円で厚さ10.4cmの下位タイプもありますが、下位のマットレスは樹脂綿が入っておらずやや底付き感が強い寝心地なのでおすすめできません。
2,000円で上位タイプにできるため、ここはケチらずにお金をかけるのがおすすめです。

【硬さのバランスがちょうど良い】エムリリー 優反発マットレス

エムリリーの優反発マットレスは、同ブランドのハイブリッドマットレスからポケットコイルを抜いた構造の商品です。

低反発と高反発の良いところを組み合わせたような構造になっており、コイルがなくてもある程度の反発力があるため体重が軽い人などはコイル無しのこちらのタイプでも問題ないでしょう。

予算を踏まえてハイブリッドタイプと併せて検討してみてください。

【折りたたみ・水洗い可能】ブレインスリープフロート

ブレインスリープはファイバーという繊維状の素材が使用されており、マットレスの90%以上が空気層でできています。
そのため、通気性に優れており、熱や湿気を逃してくれるため快適な睡眠をサポートしてくれます。

また、脚部分が4cm高く設計されているのもブレインスリープの大きな特徴。
足元が上がっていることにより、全身に血流が効率良く巡ることで疲労回復やむくみ改善効果があります。

シャワーなどで丸ごと水洗いもできるため、マットレスを清潔に保ちたい人には特におすすめです。

【寿命を伸ばす】マットレスの手入れ方法

マットレスは購入後のメンテナンスによって寿命が大きく変わります。
適切なメンテナンスを行なって、なるべく長く使用できるようにしましょう。

壁に立てかけて換気しよう（2週間に1度）

マットレスは湿気が溜まりやすいです。
「使用後のマットレスを解体するとカビだらけだった」ということも少なくありません。

特にマットレスの底面は普段の通気が難しいため、2週間に1回程度は壁に立てかけて通気を行いましょう。

向きのローテーション （半年に1度）

定期的にマットレスの頭部と脚部を逆にするローテーションを行うことで、マットレスの特定部分への負荷が分散されて長持ちしやすくなります。

特にヘタリを心配するならマットレスのローテーションは必ず実施しましょう。

マットレス選びは睡眠の質そのもの。妥協せず最良の選択をしよう

今回はおすすめのマットレスと選び方を解説しました。
適切なマットレスを選ぶことによって睡眠の質は大きく変わり、心身の健康やコンディションに大きく関わります。

この記事を参考に、自分に合った最良のマットレスを選んでみてください。