ベッド下収納はよくない?収納付きベッドで後悔しないために覚えておきたい対策も解説

ベッド下収納はよくない?収納付きベッドで後悔しないために覚えておきたい対策も解説

ベッド下収納はよくないって聞くけどなんでなの?

ベッド下収納のデメリットって何があるんだろう?

部屋の収納スペースが足りない人には、ベッド下収納はとても助かります。
ですが、ベッド下収納で後悔したという人の声が多いのも事実です。

この記事では、ベッド下収納がよくないと言われる理由を解説します。

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目次

ベッド下収納とは

ベット下収納とは、その名の通りベット下の空間を利用して収納スペースとして活用することです。

収納付きベッドには以下の4種類があります。

引き出し付きタイプ

引き出し付きタイプ
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引き出し付きベッドは2〜3杯の引き出しがベッド下についているタイプです。
小物や少量の衣類などの収納が可能です。

チェストベッドタイプ

チェストベッドタイプ
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チェストベッドは、チェストとベッドが1つになっているタイプの収納付きベッドです。

スタンダードな引き出しタイプのベッドと比べると、チェストタイプは引き出し部分が2段になっています。
4〜5杯の引き出しがあるため、種類ごとに分けて収納できます。
また、深い引き出しが設置されていることも多く、大きい物の収納も可能です。

跳ね上げ収納ベッドタイプ

跳ね上げ収納ベッドタイプ
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跳ね上げ式の収納ベッドは、1番収納力があるベッドです。
ベッドの下全体が収納スペースになり、使用するときはベッドの床板を上下に開閉して使用します。

上下に開閉するため、ベッドまわりにスペースがないというお部屋に最適のベッドです。

ですが、ベッドを何回も上げ下げするのは大変なので使用頻度が高いものを入れておくのは向いていません。
また、価格も他のベッドと比べて高価な物が多いです。

レッグタイプベッド

レッグタイプベッド
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レッグタイプのベッドは種類にもよりますが、いわゆる足が長いベッドです。
ベッド下に空間があるので収納ケースを使って収納ことができます。

引き出しが付いているベッドと比べると全方向開いているので、通気性は比較的良くなります
ただし、他の収納ベッドと比較して取り出しが大変だったり、静電気によりプラスチックケースに埃が溜まりやすいなどのデメリットも多くあげられます。

ベッド下収納はよくない?デメリット4つを解説

ベッド下収納のデメリット

収納が増えるため便利なベッド下収納ですが、デメリットも多く存在するのも事実です。
ここではベッド下収納のデメリットと、後悔しないための対策を紹介します

湿気によってカビが発生しやすい

ベッド下収納は湿気が溜まりやすく、カビが発生しやすい環境です。
べッドの下は通気性が悪いため、換気をしない限り空気が動くことはありません。 

人が一晩でかいた寝汗が湿気となりマットレスを通ると、収納スペースに湿気がこもってしまいます。
通気性が悪いベッド下に湿気が溜まってしまうと、高確率でカビが発生する原因となります

これらの対策として、ベッドを壁から離して設置したり、サーキュレーター等でベッド下の換気をすることカビの発生を防ぎやすくなります。

ほこりが溜まりやすい

ベッド下は空気が流動しづらいため、ほこりが溜まりやすくなります
さらにベッド下に収納がある状態では掃除もしづらく、ほこりがどんどん溜まる負の連鎖が生まれてしまいます

ベッド下の換気を行うことでほこりが溜まりづらい環境を作り、さらに月に一度はベッド下の掃除を行うようにしましょう。

また、ベッド付近のほこりは寝具から発生していることが多いです。
そのため、ほこりが発生しづらいポリエステル製の寝具を使用したり、衣類用の糊を使用することでほこりの発生自体を減らすことができます。

床高が高くなり圧迫感が生まれる

ベッド下収納のあるベッドでは、収納部分に高さがあるため必然的にベッド本体に高さが出ます
そのため、部屋の中でも大きい家具として圧迫感が生まれやすいです。

部屋の圧迫感をなるべく無くしたい人は、特にチェストベッドなどはおすすめできません
どうしてもベッド下に収納をつけたい場合は、浅いタイプの引き出しベッドにしましょう。

取り出しづらくて不便

ベッド下収納は全部の引き出しが低く、毎日使うような物の出し入れは大変です。
下にしゃがんで引き出しを引いても、スムーズに開けられなかったり、腰や膝への負担にも繋がります。

ベッド下収納には日常的に出し入れするものを収納するのは控えましょう。
季節ごとに入れ替えて使用する寝具や衣類などを入れると、毎日の負担にならないためおすすめです。

ベッド下収納のメリット

ここからはベッド下収納のメリットを紹介します。
デメリットとメリットを比較して、自分に必要かどうか判断しましょう。

スペースを有効活用できる

ベッド下はいわゆるデッドスペースと言われ、通常はスペースの有効活用が難しい場所です。
ベッド下を収納として利用することで、チェストなどの収納家具を設置する必要がなくなるため部屋は広くなります

湿気や虫対策をした上で、使わない衣類をしまったり布団など大きめの物を収納したりすると、ベッド下収納として効果的に活用できます。

ベッド下のスペースを有効活用したい方は、ぜひ試してみてください。

長尺の物も収納できる

みなさんの荷物で大きくて収納に困っているものはありますか?
ゴルフバックや、スノーボード、スーツケースなど、ベッド下収納ならこれらを入れることが可能です。

ベッドの全長は195cm〜200cm程度が一般的で、収納スペースに入れておいても少し邪魔になるものがベッド下に収納できます。

ベッド下収納のデメリットを理解して正しく活用しよう

今回の記事ではベッド下収納がよくないと言われている理由や、収納付きベッドで後悔しないために知っておきたい対策を解説しました。

うまく収納できなかったり、収納して後悔してしまったり、色々失敗してしまった方のお力になれたら嬉しいです。

デメリットが多いベッド下収納ですが、しっかりと対策をすればベッド下のスペースを有効活用することが分かりました。

ぜひ、参考にしてみてください。

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この記事を書いた人

年間100件以上の家をコーディネート。
そこで得た経験を基に、本当に役立つ家づくり・インテリア選びの知識を発信。

▼YouTubeチャンネル『インテリアマガジン』も運営中
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